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読書感想文

2015年01月31日 21:27

友人たちのブログは模型やら写真やらにアイデンティティを持っているそうですが、当ブログは

あくまでチラシの裏なので気にしません。 あとで見直して恥ずかしい思いをするためにあるのです。




(本題)
結構前からなんですが、勤務先が滋賀県から京都に移った際に自動車通勤から電車通勤に変わりました。

実は生まれて始めて通勤、通学で電車を使うようになったのです。

約30分の電車の中で暇を潰すために、小説を読むようになりました。 普段は漫画ばかりなのにね!

んで、最近読んだ本の感想文をつらつらと書こうと思います。



1、
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
(1999/04/09)
貴志 祐介

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気がつけばそこは砂岩に囲まれた見知らぬ場所で、強制的にサバイバルゲームをさせられる…といったお話

こういうお話は舞台も目的も不明のまま主人公が手探りで手がかりを掴んでいく感じが醍醐味だと思いますので

非常に楽しんで読むことができました。主人公チームと他チームとの交流が少し物足りない感じかな?

なんともひたすらトカゲを食ってるイメージが強い。

ラストのオチがちょっと尻切れトンボになってる感じがするので、もう少し尺を伸ばしてじっくり読んでみたかった作品です。 



七回死んだ男 (講談社文庫)七回死んだ男 (講談社文庫)
(1998/10/07)
西澤 保彦

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突然同じ日が9回繰り返される「体質」をした主人公が、繰り返される日の中で何回も殺される祖父を助けるために

奮闘するループ物の作品

作者の著者リストを見ると中学生の頃に読んだ「複製症候群」の作者だったことが分かり驚愕。

上記作品は触れると自分自身のクローンが出来るモヤに閉じ込められた街の話で、今作と同様に変化球気味な

ミステリーで大変面白かった記憶があります。

同じループ物である森見登美彦の「四畳半神話大系」※は毎回同じ導入部が続くので少々うんざりしながら読んでましたが

今作では主人公がループを自覚しているので何故毎回祖父が死ぬのかといった思索や、

少しづつ明らかになっていく事実によって読者と主人公がユニゾンしていく……そんな感覚が心地よかったです。

祖父の遺産を巡る骨肉の争いというと暗いイメージが先行しますが、今作では登場人物のキャラクターの濃さもあって、

ある意味コミカルな内容に仕上がっていると思います。

ループする「体質」のため、実年齢より老齢した主人公の微妙な心境描写と、

何気ない伏線を少しづつ回収していく展開が非常に楽しめた作品でした。

※四畳半神話大系はループ物じゃなくて平行世界ものでした!


折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
(2010/11/27)
米澤 穂信

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「氷菓」や「インシテミル」の作者の作品。

12世紀末のイングランド領 ソロン島という小さな島が舞台。ちょうどリチャード獅子心王とジョン欠地王の時代です。

なんといってもこの話のキモは「魔法」が存在する世界なのです。 旅芸人の怪しい芸とかでは無く、

一般的では無いがはっきりと認知されている秘術として魔法が登場します。

この話はそんな魔法が存在する中でのミステリー(殺人事件)

魔法があれば何でもありじゃねえか!ってなると思いますが、そこらへんはミステリーのお約束ごとを踏まえた上で

しっかりミステリー物として見せてくれます。作中では「理性と論理は魔術を打ち破る」と言っていますがこの作品を表した

セリフだと思います。

あと探偵役の実直な騎士と助手約の小生意気な従者とのやりとりが見ていて気持ちよかったです。

「ふらつきながら街を歩くつもりですか、足手まといですよ。指示をください。なんでもやりますから」
「口の悪い従士だ」
「育ちが悪いので」

うーん、非常に良い。こういうやりとり好きです。

ラストもこの2人の深い絆がよく描写されていた思います。





もっと色々読んだんですが、長くなりそうなので今回はとりあえずここまで!

次回はいつになるのやら…
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コメント

  1. 相沢 | URL | -

    実は俺も、最近西澤保彦の本読んでます。微妙に百合入るしね!!
    7回死んだ男は面白かったなー。あとタック&タカチシリーズもいい。2作目の「麦酒の家の冒険」はビール党員にはたまらん小説だぜよ。
    逆に米澤穂信は合わなかったな……。このミス1位で、周囲の評判も良かった「ボトルネック」がアホみたいにつまんなくて……。でも軽くて読みやすいよ。
    個人的に、帰宅途中に小林泰三の「玩具修理者」をお勧めするね。絶対帰宅途中な。そんでやるせない気持ちで扉をくぐって、嫁さんにぎゅっと抱きしめてもらうんだ!!

  2. はるいち | URL | -

    ほほう、ビール党員としては読まざるをえないな!
    他に西澤保彦の作品やったら『瞬間移動死体』を読んだけど、この人の作品は
    登場人物に癖があって面白いなあ。

    僕は素人やから文章の善し悪しが分からんので登場人物の魅力如何で感想が上下するなあ。 色々読んでみたいのはあるが圧倒的に通勤時間が足りない!w

    極力暗くなる話は読まないようにしてるつもりなんやけど、玩具修理者も面白そうやな。今度読んでみるわ、ありがとう!

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